ヨカブログ

好きなことをダラダラとつづります。

超強プラスチック障子紙に貼り替えて思ったいい点と悪い点

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和室で過ごすようになって約2ヶ月。さすがに破れている障子を放置するのもよくないと思い、障子紙を貼り替えることにしました。

今回、プラスチック障子紙を貼るときのポイントや用意するものを記載しましたので、貼り替えを検討している方は参考にしてみてください。

なお、障子紙の貼り替えに1枚30分程度掛かっています。

プラスチック障子紙とは

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強度や紫外線に強いものを探していたらアサヒペンの「超強プラスチック障子紙」という、まさにぴったりなものを発見。障子紙の両面にプラスチックを貼り合わせて機能性を上げているようです。

いい点
  • 見た目が和紙と変わらないが破れにくく、ペットの引っかき傷にも強い
  • UVカット加工をしているので室内の色あせ、変色を防止できる
  • 水拭きすることができる
  • 冷暖房効果がある
悪い点
  • 貼った後はたるみなどの修正ができない
  • のり付けと手間はそこまで変わらない

専用両面テープ

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両面テープで貼るタイプは専用の両面テープがありますので忘れずに一緒に買いましょう。残念ながら別売です。

ポイント

2枚貼り替える場合は、2巻入を買わないと足りなくなりますのでご注意を。

柄を選ぶ

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また、種類によっては柄の入ったものもあるので、部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。通常は無地でいいと思いますが、今回は桜花を選択しました。

用意するもの

  • 超強プラスチック障子紙専用両面テープ(2巻入)
  • 霧吹き、もしくはスポンジ
  • 割り箸
  • 定規
  • カッター
  • はさみ
  • サンドペーパー(#200前後)
  • 雑巾
  • マスキングテープか重しになるようなもの

割り箸やサンドペーパーはこびりついた紙やのりが落ちない場合に使用します。

障子紙のはがし剤もありますが、なければ水でも問題ありません。

下準備

下準備として古い障子紙を剥がしていきます。

障子の外枠を濡らす

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障子の外枠(框、桟)と組子に沿って、スポンジや霧吹きで水をかけて濡らしていきます。

古い障子紙を剥がす

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5分ほどおいて古い障子紙を剥がします。ぺろーんと綺麗に剥がれると気持ちいいですね。

ポイント

古い障子紙やのりが残っていると両面テープが綺麗に貼りにくくなってしまうため、ここの段階でなるべく綺麗にしましょう。こびりついた紙やのりは割り箸や定規で丁寧にこそげ落とします。なかなか落ちない場合はサンドペーパーで研磨するといいそうです。最後に雑巾などで拭いて綺麗にします。

乾かす

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障子の外枠や組子が濡れている場合、両面テープが綺麗に接着しない可能性があるため、しばらく放置してしっかり乾かします。

障子紙を貼る

仮止めと巻きグセの確認

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障子紙の位置を確認するため、仮止めを行います。両面テープを貼る邪魔にならないように気をつけて仮止めしましょう。手ごろなテープがなければ重しでもいいかもしれません。

ポイント

仮止めの位置ですが、写真の位置だと両面テープを貼る邪魔になるのでもう少し上の外枠にしっかり貼ったほうがいいです。また、障子紙の巻きグセが強い場合はここで重しを載せてしばらく放置し、巻きグセを取った方が貼りやすいです。

両面テープを縦方向に貼る

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両面テープを縦方向にしっかり貼っていきます。

両面テープを横方向に貼る

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縦方向に貼った両面テープの裏紙を剥がし、横方向に両面テープをしっかり貼る。何度も組子を踏みそうになり、この作業が一番辛かったです・・・。

障子紙を貼る(説明書の方法)

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上桟から横方向の両面テープの裏紙を一枚ずつ剥がし、障子紙をゆっくり転がしてたるみができないようにピンと張りながら一段ずつ注意して貼っていきます。

が、一枚ずつ両面テープの裏紙を剥がす方法だと一段ずつ障子紙を手から放す必要があり、勝手に少し転がってしまい、所々にたるみができてしまうという結果に。

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よく見ると左側がすこしたるんでいます。中心から周囲に向かって指でしっかり押さえることで少しはたるみがとれますがピンとした状態にはなりませんでした。

たるみは霧吹きをしても取れません!

障子紙を貼る(先に裏紙を全部剥がす方法)

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上桟から横方向の両面テープの裏紙を全部剥がし、障子紙をゆっくり転がしてたるみができないようにピンと張りながら一段ずつ注意して貼っていく。

違いは横方向の両面テープの裏紙を一枚ずつ剥がすか先に全部剥がすかだけです。しかし、先に全部剥がした方が常に障子紙をピンと張った状態で持つことができ、その分たるみにくい気がします。

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今度はそこそこ綺麗に貼ることができました。中心から周囲に向かって、指でしっかり押さえます。

余計な障子紙をカット

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余分な障子紙をカットしていく。

ポイント

プラスチック障子紙は破れにくく傷が付きにくいため、切れ味のいいカッターを使いましょう。

仕上げ

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最後にもう一度、全体を強く押さえてしっかり圧着させます。

障子をはめて完成

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残念ながら左側が少したわんでしまいました。右側が綺麗にピンと貼れた分、少し気になりますね・・・。

最後に

前の画像で少し左側がたわんでいましたが、一度障子紙を貼ってしまうと修正がしにくい、できないのでのり付けより手軽で簡単ということはありません。

ただ、強度やUVカットなどの機能面を考えればプラスチック障子紙を選ぶメリットはあると思います。今後、維持していくことを考えると汚れても水拭きできるという点は大きいです。

たわみについて

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作業し直そうかと思っていましたが、たわんでいる部分を裏面から少し引っ張ってみたところ、あまり気にならない状態になったので貼り直しはしませんでした。